杉田梅とは

歴史

かつての杉田(現在の横浜市磯子区)は地質が悪く、穀物や野菜の生産には適さなかった。 そこで約400年前、 杉田の領主だった間宮信繁は、育てやすい梅の木で梅林をつくり、大量に梅干しを作り、戦陣用の保存食として活用した。これが「杉田梅」の発祥である。

江戸時代、三万五千本を超える規模になった杉田の梅林は、全国的にたいへん評判になり、各地からたくさんの観光客が観梅に訪れた。

その後、時代の流れで梅林は杉田から姿を消し、杉田梅は幻の梅と呼ばれるようになった。

しかしある時、現代の大規模な梅林として知られる小田原 曽我梅林の一角で、杉田梅が大切に育てられていることがわかった。150年ほど前に杉田梅の苗が曽我の梅林に持ち込まれ、ひっそりと受け継がれていたのだ。

現在では、故郷の杉田で、愛好家による復活・普及活動が行われている。

実の特徴

  • 大粒で、果肉が柔らかい
  • 繊維質の密度が高い
  • クエン酸が多く含まれる(酸味が強い)
  • 梅干しや梅酒づくりに最適
  • 香りが良い

花の特徴

  • 一重
  • 白梅
  • 香りが良い

魅力

  • 味も香りも優れ、”美味しくて身体に良い”
  • 梅は抗酸化作用・抗菌作用・疲労回復などの効果がある
  • クエン酸の殺菌効果で 細菌の増殖を抑えて食べ物の腐敗を防ぐ
  • 梅干しや梅酒はもちろん、お菓子や梅花飯など、さまざまな料理に重宝されている